7月28日(水)に、2021年度「兵庫北播磨の宝物」第1回目となるセミナーを開催しました。
今回のセミナーには、食品はもちろん、金物や竹炭商品を取り扱っている事業者さんも参加され、発表した商品に対し、どのような用途や売り先があるかを会場、オンラインの参加者全員で知恵を絞ってアイディアを出し合いました。
ここで、事業者さんによる発表後、どのようなフィードバックがあったかご紹介します!
まず、トマトを生産している事業者さんは、甘みとコクが特徴のトマトピューレを発表。
トマトピューレの試食後、会場の参加者からは「コクと酸味のバランスが非常によかった」「濃厚で糖度が高く、とっても美味しい」という感想や、「甘いため、胡椒をかけたらより美味しいかも」といったフィードバックがありました。
なかでも、「こんなに美味しいならばトマトジュースにしたらどうか?」という参加者からの意見に、事業者さんは「トマトジュースはレベルが高く、加工できる事業者さんに出会えていない」と回答。
それを聞いた羽根は、昨年の佐賀大会に出場したトマトジュースを作っている事業者さんを紹介。この事業者さんは、元々介護に従事されていたが大学の研究結果に基づいて美味しいプレミアムトマトジュースを開発したというエピソードを話し、他とは異なる視点での生産を提案しました。
続いて、木の柄ものを製造している事業者さんは自社商品の発表後、接続部の金具の売り先を模索していることを相談。
すると参加者からは、「見た目、デザイン性が良いので、グランピングに使うのはどうか?」「アウトドアメーカーに営業をかけてみては?」「強度が強いので、店舗の外に立てるのぼりはどうか?」など次々とフィードバックが返ってきました。
更に、金具の売り先を強化するため、「強度は欲しいが風合いがないもの」を参加者のみんなで探して次回セミナー時に共有することを約束し、宝物プロジェクトならではの事業者さん同士の協力体制が築かれました!
また、事業者さんから、「柄の部分は、木は曲げられないのでまっすぐしかできない」とのコメントがありました。そこで、羽根は、昨年の奈良県大会に出場した、木の曲げの技術を使った商品を作る事業者さんを紹介し、「全国に視野を広げると欲しい技術を見つけることができる」と伝えました。
今回のセミナーでは、「宝物参加者は競争相手であり地域を底上げするための仲間でもあること」、「自分の地域にはない技術が全国に目を向ければ発見でき評価されること」を認識でき、気づきのある良い時間になった模様。次回、8/25(水)の第2回セミナーでは、どんな発見、進化があるのか期待が高まります!
▼「兵庫北播磨の宝物」セミナー詳細
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