8月17日(火)に、2021年度「滋賀県の宝物」第2回目となるセミナーを開催しました。
今回のセミナーは、前回の「自社商品に“価値”に繋がる“差異”と“理解”はあるか?」という問いに加え、“理解”を促す「共感要素」について、その思考方法を伝授し、参加者全員でお互いにフィードバックし合いました。
セミナー冒頭では、昨年、JAPAN大会に出場した滋賀県の事業者さんが登壇し、今年の参加事業者さんに向け、貴重な体験談をお話ししてくださいました!
昨年のJAPAN大会「ヘルシー&ビューティー」部門で「準グランプリ」を受賞された、ムーンフードジャパンの東野さんは、「全国から良いものを作る情熱を持った事業者が集まり、こだわりや熱量の強さに刺激を受けることができる」と、全国大会で他の事業者さんの情熱やガッツに感銘を受けたことを伝えていました。
また、同大会同部門で「グランプリ」を受賞された、湖香六根の杉本さんは、「グランプリ会場にて事業者同士SNSなどで繋がり、その後お互いの商品を購入して学び合うなど、全国大会の連帯感が印象的だった」と仰っていました。
滋賀県から全国大会に出場し、更に受賞経験のある事業者さんのお話に、参加者の皆さんは大変興味深そうに耳を傾けていました。では、今年の参加事業者さんからはどのような発表があったか、ここで見てみましょう!
まずは、主にステンレス製品を販売している事業者さんが発表。水を柔らかくする機能を持つステンレス製マドラーやグラスをプレゼンしました!
昨年も参加されていましたが、今回は、他の事業者さんとのコラボへの意欲が高く、組み合わせやすそうな飲料カテゴリーの事業者さんも、そうでない事業者さんも大歓迎とのこと。にっぽんの宝物プロジェクトならではの異業種間による新たなコラボレーションの可能性に期待できそうです!
続いて、焼き物を販売されている事業者さんは、「究極のお茶を淹れる」ための焙烙(ほうろく)をプレゼン。自宅で焙烙を使ってお茶を煎る本格的な「マイ焙煎」ができるというもの。
発表後、講師羽根が「マイ焙煎にはどういった“共感要素”が考えられるか?」と問うと、参加者からは「コロナ禍によるストレスへのリラックス効果」「香りによる非日常感の演出」といった返答がありました。
すると、羽根は「“ストレス”や“非日常”といったワードは、過去に聞いたことのある言葉や思考(第1思考)であるため、そこから更に深掘りすること(第2思考)がポイント」と指南。
再度、共感要素について全体で第2思考してみると、参加者から「ゆとり」「個性を楽しむ」といった、一段階深いキーワードが出てきました!
今回のセミナーは、経験者から刺激を受けるだけでなく、「共感要素」についての思考方法を学び実践することで、自社商品の価値を一歩踏み込んで考える機会となった模様。次回、9月17日(金)のセミナーでは、第2思考によってどのような共感要素がプラスされ、商品の価値がパワーアップしているか期待が膨らみます!
▼「滋賀県の宝物」セミナー詳細
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