8月24日(火)に、2021年度「ひろしまの宝物」第3回目となるセミナーを開催しました。
今回のセミナーでは、全国の事業者さんの事例から、商品に“共感”を持ってもらうことやコラボレーション相手の見つけ方への具体的なヒントを得て、約2ヶ月後に出場するグランプリへの意識が高まる時間となりました。
3回目となり中盤に差し掛かった「ひろしまの宝物」セミナーで、今回はどのような事業者の発表やフィードバックがあったか、ご紹介します!
まずは、平和文化の構築を目指し活動をされている平和教育団体の方が発表。
ご自身が大学生の時に初めて被爆者と出会ったことで人生観が変わり、アメリカから広島に移住したエピソードをお話ししてくださいました。
こちらの事業者さんは、1945年に広島に投下された原爆に関する知識や被爆の体験談を、海外や、特に若者達に知ってもらいたいという想いから、AR技術を使って平和公園や原爆ドームを見学できるアプリを開発。ホログラムで被爆を経験した語り部がアプリ上に登場し、被爆者の方と間接的に話す体験もできるそうです。
講師羽根は、「原爆の話はとても重要だが重さもある中で、メアリーさんの明るさ且つアプリの活用によって、子供達にとっても受け入れやすくなっている。応援したいと思えるような取り組みだ。」とコメント。
特に今はコロナ禍によって現地に行けない状況であるため、アプリによってオンライン修学旅行を実現でき、時代の流れに沿っている点も高評価でした。
続いて、牧場を経営されている事業者さんは、燻製した有塩バターをプレゼン。
試食後、会場では「くせがなく、パンにつけたらお肉を食べている感覚がありそう」と好評でした。
こちらの事業者さんは1次産業から2次産業まで展開されていますが、ご本人は、3次産業である観光視点での牧場活用にも挑戦したいことを相談。プログラムの組み方や予約管理など、一緒に新しい牧場活用について考えられる方とコラボしたい、と意気込みを語られました。
それを受け、参加者同士で観光視点での牧場活用について考えてみると、「牧場コンサート」「食のバラエティ化」「広大な敷地を使ったビジネス展開」といったワクワクするアイディアが次々と出てきました。牧場を舞台に新たなコラボレーションが起こりそうな予感がします!
今回のセミナーは、グランプリを見据えたコラボレーションや自社商品のPRポイント発見に意気込む事業者さんが多く、参加者の大会出場への意識が高まる雰囲気となりました。地域大会まで残り2回となるセミナーで、広島の事業者さんがどのような飛躍を遂げるのか、ますます楽しみになります!
▼「ひろしまの宝物」セミナー詳細
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