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10月5日(火)に、2021年度「滋賀県の宝物」第4回目となるセミナーを開催しました。
今回のセミナーのテーマは、「伝える技術」。滋賀大会前最後のセミナーということで、グランプリでの発表をより意識した内容となりました。
冒頭では、講師羽根がプレゼン発表時の動画や資料を作るコツを伝授。過去グランプリ出場事業者さんの、伝え方が上手な例、あまり好ましくない例を比較して見た後、参加事業者さん同士で、どのような写真・動画の作成を想定しているか共有し合いました。
全体発表の時間では、スプラウトにんにくを販売する事業者さんがプレゼン。
こちらのにんにくは、肥沃な土壌と豊富な地下水を利用して栽培し、根の部分がシャリシャリしている点が特徴とのことです。
オススメの食べ方は、オリーブオイルで素揚げ、マスタードやわさび醤油を付けて食べたり、BBQやキャンプでも手軽にできるアヒージョだそう。プレゼンでは実際に調理している動画を用いながら説明してくだいました。
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発表後、羽根は「調理風景を見せながらの発表は、イメージしやすくて分かりやすい。食べるシーンについて、BBQや外でという提案もGood」とコメントしました。
一方で、商品のタグライン(商品の価値を分かりやすく表現した言葉)については「スプラウトにんにくの新芽の部分だけを売りたいのか、素揚げ自体を売りたいのかによってタグラインが変わる。」とアドバイス。
「素揚げ自体を売るのであれば、塩をかけて食べるといったシンプルさに関連するタグラインが重要であり、どちらに寄せるのかを考えてみてほしい」とのこと。
グランプリでの発表では、一番伝えたい自社商品の魅力や価値を、他者に分かりやすく伝えることがポイント。今一度、自社のタグラインが商品の価値を端的に表現できているのか、考えてみるのもいいかもしれません。
続いて、滋賀の栗東(りっとう)市の事業者さんが、蹄鉄型のコースターを発表。
栗東市には競馬場があるため、馬に関連するものとして、蹄鉄型のコースターを製造。コースターは、牛革製品を作っている元ジョッキー(騎手)に依頼して作ってもらい、ビールジョッキと騎手のジョッキーをかけた商品になっているそう。
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プレゼン後、会場参加者からのフィードバックとしては、「少し早口だった」「蹄鉄型コースターとジョッキーのストーリーが少しわからなかった」との声が。
それを受け、講師から「“ゼロベースチェック”をすると良い」とアドバイス。「ゼロベースチェック」とは、例えば栗東市を知らない人が聞いたときに伝わる内容か?と考えることです。
「栗東の問題を、全国の問題に広げて話すことで、栗東市以外の人にとっても意味のある内容になり、自分ごとのように受けとってもらえ、応援を受けやすくなる」とのこと。
例として、講師は、千葉県南房総の元漁師さんが、人間に被害を与える嫌われているエイを、有効活用した商品を、サステナブルの話に繋げて発表した事例を紹介しました。
プレゼンでの伝え方によって、その商品に聴く人を惹きつけられるかどうかが変わります。グランプリでの発表では、いかに聞き手に、商品のストーリーを「自分ごと」として捉えてもらえるかもポイントになりそうです。
今回のセミナーでは、プレゼン動画の構成や作成のコツに加え、伝え方のポイントを学び、グランプリでの発表イメージがより具体的になった模様です。いよいよ滋賀大会開催まで、残り約1ヶ月半となりました。今年はどんな「滋賀県の宝物」が生まれるのかますます楽しみになります!
▼「滋賀県の宝物」セミナー詳細
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