10月14日(木)に、2021年度「宝物・オンライン」第1回目となるセミナーを開催しました。
昨年より開始した、オールジャパンでの商品開発「宝物・オンライン」が、今年も始まりました!
今回のセミナーテーマは、「縦進化(Extreem)」。特に商品の質に徹底的にこだわり、過去のグランプリを制した“宝人”をゲストとしてお招きしました。
まずは、高知の伝説の塩職人「田野屋塩二郎」さんが登場! フランスの有名シェフが買い付けるほど、世界的にも名高い塩職人です!
塩二郎さんは、もともとサーフィン関連の仕事をしていらっしゃいましたが、一念発起して高知の塩職人に頼み込み、弟子入り。今や、手の感覚だけで塩のサイズや味をコントロールできるそうです!
この域に達するまで、なんと、塩を作るビニールハウスで1ヶ月寝泊まりしたそう!四六時中塩に触れることで塩の生態を知り尽くすことができたそうです。
講師羽根が、塩二郎さんの並々ならぬこだわりの由来を尋ねると、「“日本一になろう”という明確な目標があるからこそできている。そして、他がやっていないこと、常識外のことを究めていくことが成果や仕事の面白さに繋がっている。」とのこと。
そして、なんと、究極の塩作りを徹底するため、休日は取ったことがないそうです!
「日本一になるためには、人がやっていないことを、とにかくやり込む。結果として数千種類の塩を作り分けることができるようになり、誰もやったことがないことをできている達成感がモチベーションになっている。」と、仰っていました。
志高く一つのことを究めた職人さんのエピソードというのは、業種は違えど、自身の背筋が伸びる思いになりますね。
続いて、「田野畑山地酪農牛乳」の吉塚さん親子が登場!
日本でわずか3軒が行う「山地酪農」を実践されています。
普通は効率性を求め、牛を牛舎に閉じ込めて育てることが多いですが、吉塚さん親子は、山で飼育し、山に生えている野草のみで牛を育てられています。このように、牛本来の姿に近い環境で飼育することが、ミルクの美味しさに繋がっています。
事前に、吉塚さん親子が手がけた牛乳やチーズを食べられた方の声は、「牧場で飲んでいるようなミルク」「チーズとは思えないような、バターのようなチーズ」と、大絶賛でした。
「宝物フェア」でも毎回売り切れとなる田野畑山地酪農牛乳さんの「白仙」ですが、この大人気商品を作り上げるまで、吉塚さん親子も、大変な苦労をされていました。
お父様は、20歳で山を開墾したものの、生活が苦しく、休みなく働いていたそうです。
ただ、家族みんなで一生懸命、文字通り人生をかけて取り組んできて、幼かった息子さんも「将来は、両親がしている仕事に関連することで働きたい」と志し、今では一緒に仕事をされています。
苦しくても自分自身が取り組んでいることを信じて継続すれば、その商品の素晴らしさに気づく人が必ず現れる、そんなことを感じさせてくれますね。
今回のセミナーは、商品の質向上を追求し、究極の商品を作りあげる「縦進化」への理解が深まる時間になりました。こだわり抜いた究極の商品を手がける“宝人”からのお話に、刺激を受けられた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。今年参加の事業者さんも、セミナー前にゲスト登壇する事業者さんの商品を購入し、学びに積極的であったり、早速参加事業者さん同士によるコラボの兆しが見えたりと、今年の「宝物・オンライン」も大いに盛り上がりそうです!
▼「宝物・オンライン」セミナー詳細
▼「田野屋塩二郎の塩」ECショップページ
▼「白仙」ストーリーページ
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