2022年12月6日、「にっぽんの宝物オンラインセミナー」第4回を開催いたしました。

オンラインセミナー4回目のキーワードは「背負っているもの」でした。

過去大会のプレゼン動画を見ながら、その発表事業者さんが「背負っているもの」は何か、更には自分たちが背負っているものは何かついてグループディスカッションをしました。

また、これまでのセミナー内容と通ずるように、「背負っているもの」についても、買い手が共感するポイントが必要であると講師の羽根から学びました。

今回の全体シェアに手を挙げたのは、株式会社スウィーツの春田さん。コラボの相手であるDari Kの吉野さんも駆けつけました。

春田さんと吉野さんが現在開発中のスイーツは、前回のセミナーから参加者の間で話題になっていました。というのも、スイーツ界でこれまで実現することのできなかった

”チョコレートそのもの”のロールケーキを目指して試行錯誤の真っ只中にあると有名だったからです。

通常は、ロールケーキにチョコレートを加えると、加えれば加えるだけチョコレートが固まってロールケーキのふんわりとした食感がなくなってしまいます。そのため、私たちが今まで食べてきたチョコレートのロールケーキは、実はココアを使った”チョコレート風”のロールケーキだったとか。

春田さんは、そんなロールケーキの限界を突破したいと考えていたところ、出会ったのが吉野さんが取り扱うインドネシア産の発酵カカオでした

。春田さんと吉野さんは独自の製法でカカオを挽いてチョコを手作りし、その新鮮なチョコを使うことによってチョコレートそのものながらもふんわりしっとりしたロールケーキを仕上げています。

試食したセミナーの参加者たちは満場一致で「とても美味しい」の評価。しかし、1月のグランプリに向けてまだブラッシュアップできるところがあるはずだと、皆で「カカオを使ったスイーツを作るときにロールケーキにこだわる必要はないのではないか」や「この商品の背景にある壮大なストーリーを、商品を見ただけで伝わるような工夫にぜひトライしてみて欲しい」という改善点を絞り出しました。

「にっぽんの宝物」スイーツ界のレジェンドである春田さん。グランプリ出場予定の他の事業者さんも春田さんに負けじとブラッシュアップを意気込んでいました。

1月に行われるグランプリに向けて事業者の皆さんが、最後にどのように自身の商品をブラッシュアップしていくのか必見です！

▼「にっぽんの宝物オンラインセミナー」セミナー詳細