東京の国立は、都内では珍しく、田畑が残る風景がある。しかし、これも開発の波が押し寄せ、一つ、二つと田んぼがなくなっていき、最後の数十枚が残る場所。
都中心地から30分で行けるこの場所を、子供達のために、未来のために残すべきと、地主さんと掛け合って、子供たちが遊べる場所を作った。
学校に行けない子供達がいる。しかし、烏骨鶏や馬がいるこの場所なら、笑顔になって、摘みたての野菜をトッピングしたピザを食べることもできる。
平日からたくさんの子供達が訪れるようになった。
年に3回参加できますよという会員制チケットも、出すとすぐに完売。
つまり、子供たちにこういう体験をさせたいという親が都内には相当数いるということだ。
メガネをかけたサカナくんのように明るい青年がいた。
「渋谷育ちで渋谷嫌いなんです。大学生の時、何もしたくなくなっていたら、この場所に出会いました。手伝ってみるかと言われてから、僕の人生は変わりました。」
就職に意味や意義を見出せなかった青年が、この地で子供たちと一緒に田んぼや畑を耕し、多くの子供達のために「居場所」を作っている。
ニコニコとして、とっても楽しそうであった。
学校に行くことには意味がある。しかし、学校以外の選択肢がないというのは違和感がある。学校という選択肢しかなければ、学校という器にはまらないお子さんの「生きる権利」を奪うことになる。
こうした活動を「にっぽんの宝物ーと言わずして、何を宝物と言うのか?
地主さんも高齢化している。田んぼを子供達に相続すると莫大な相続税がかかってしまう。その前にこの田んぼを売ることを考えていると言う。
この活動をするチームは、一枚二億円にもなるこの田んぼを買うことができない。
だから、にっぼんの宝物グランプリに出て、全国の着目を集めることを狙う。
グランプリは2月23日、24日。
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▼にっぽんの宝物 2022-2023 セミナー&グランプリについて
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