狂言の野村万造さんに審査員長をお願いできたことは大変、光栄なことでした。やっぱり野村さんが舞台にあがると、りんとしますねー。
審査員長には、敗者復活のくじ引きを行って頂きました。これがまた素晴らしかった。今回、グランドグランプリに勝ち上がれなかった高知県を引いてくださったおかげで、多いに盛り上がりました。持ってますねー。
是非、以下の映像でご覧になってみてください。
▼野村万蔵さん登壇
なんで宝物のグランプリに狂言界の人が?と思う方もいらっしゃるかもしれません。僕に言わせれば、野村さんだからこそ、審査して頂きたかったと思っています。
狂言という室町の昔から続くと言われている「日本の宝物」。代々、これを支えてこられた野村家。その野村さんだからこそ、見える世界があるはず。
伝統的なものとは、昔からあるものがただそのまま残っているわけではないと思います。残す部分と変えなければならないものがあったはず。時代の変化に適応し続けてきたからこそ、今なお、輝いているのだと思います。宝物事業者さんにも、是非、そうした意識を持って頂きたいと思っている。
審査員室での野村さんのコメントもとても興味深いものでした。
ジビエの事業者に頑張ってほしいと言われ、昔、狂言の足袋は鹿皮だったのだそうです。でも今では、それが作れる人がいなくなったので、普通の布に変わっていったのだとか・・・。
そんな話、普通の人からはまずでてこない。
だったら、今年3位に輝いた、奈良県のジビエ塾には、是非、鹿の皮でできた足袋を作ってほしい。それを野村さんに履いて頂き、狂言のステージにたっていただければ、来年のグランドグランプリ、間違いなし・笑!
中垣 なつきさん、中垣十秋さん、また大きな目標が生まれましたね♪
野村さん、本当にありがとうございました。よろしければ来年も是非、いらして頂きたいです。
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