今年の「にっぽんの宝物ジャパングランプリ」にご参画頂いた審査員の総数、60人。過去最高だ。
そう、こんなにたくさんの人たちが全国の事業者さんのために審査してくれているのだ。
審査はワクワクする部分もあるが、しんどい部分もある。
それは事業者のレベルが高く、限られた時間での審査は、文字通り、必死にならざるを得ないからだ。
今年参加してくださった、全ての審査員の皆様にまずは心からお礼を述べたい。
ありがとうございました。
さて、ここで、宝物では、どういう人に審査をお願いしているのかを共有してみよう。
普通、グランプリと称するものは、その道の「権威」がいらっしゃる。そうすると「権威」が良しとするものが通りやすくなる。
しかし、宝物は、既存を凌駕するものが来るので、権威から見ると邪道というものさえ来うる。
例えば、今年、新潟から勝ちあがってきたちらし寿司は、冷凍だ。冷凍のちらし寿司をミシュラン掲載店の寿司屋が作ってきたのだ。コロナ禍でも自宅で食べられる、かつ、世界中で食べられるというのが売りだ。
ちなみに、めちゃくちゃうまかった。南魚沼の最高峰のお米が使われている。
邪道は時に、イノベーションを引き起こし、業界の主流になりうる。
こうした商品の審査には、若い人の目もいる。世界中を新婚旅行で回ってきた、One Japan代表の濱松誠さん、そして元日テレキャスターの鈴木美穂さんらにも審査をお願いした。
この2人とは、要所要所で会っているが、良い視点を持っており、間違いなく、今後の日本のリーダーになっていく2人だ。だからお願いしている。
若い人には若い人なりの素晴らしい視点がある。男性も女性も老いも若きも、そして海外視点を持った人なども交えて、未来の日本に良い影響のある事業者を選んで頂いているのだ。
その意味において、今年、初めて参加して頂いた落合陽一さん。宝物にぴったりの審査員だと言える。
落合さんは、彼が学生の頃からの知り合いだというよしみで、僕がプロデュースするイベントに、遠慮なく、声を掛けさせて頂いている。毎年毎年、忙しさが増しているのに、それでもあれこれに来てくださるのだ。
昨年は直前コロナで来れなかったんだけど、わざわざ動画メッセージを送ってくださった。
落合さんは変わっているという印象を持つ人が多いと思う。でも、僕に言わせれば実はとっても心根の優しい人だ。
面白かったのは、落合さん、忙しいので審査中もパソコンを開いて、他の作業をしながらの審査と相なった。まあそれは仕方ない。日本の宝人の時間を半日も確保するのは申し訳ない。それなのに、事業者のプレゼンも、審査会時のディスカッションもきっちり聞いているのだ。不意打ちで意見を求めても、ちゃんと流れに沿った素晴らしいコメントを返してくれた。
いやいや、あんた今、パソコンタイプしてたじゃんって思ってもきちんと周辺の動きを把握しているのだ。聖徳太子かよって思った・笑。
落合さん、本当にありがとう!また来年も来て頂けたら嬉しいです。来年はグランドグランプリに是非♪
そして審査員には、初めての人も必ず入って頂くようにしている。
今年は良品計画、つまりは無印、会長の金井さん、ハンドボール元日本代表主将の東さん、そしてビジネス界で著名な秋山咲恵さんにも来て頂いた。
すべて既存審査員の紹介である。武田さん、安宅さん、渡辺さんが、この三人をご紹介してくださった。
審査員の多くが、グランプリを終えてから、大きな仕事をしてくださっている。宝物の活動に繋がればと、何らかのパスを蹴り出してくださるのだ。
大会が終わった翌日の夜に、Forbes高野さんからメッセージが入った。高野さんには今年、グランドグランプリの審査委員長をお願いしていた。
次のForbesの原稿、もう出してたんだけど、今回の宝物が刺激的だったので書き直した。見てほしいという。夜中の12時半だった。
落合さんばりに忙しい方なのに、すぐにこうしたパスを蹴り出してくださる高野さんに頭が上がらない。
こんなに親身になってくださる方々なら、来年もまたきてほしいと、再び、お声がけすることになるのだ。
年々、審査員と僕らの間で大きな太いキズナが醸成されていく。同志のような関係性が構築されていくのだ。
宝物の審査員に共通すること、それは、世の中にとって、意味、意義のあることに対して、自分の時間を削ることを惜しまない人たちであるということだ。
そういう人たちを選んできたので、宝物はここまで発展してくることができたのだと言える。
大会が終わり、最後の最後まで大きな荷物の片付けがある。審査員であり、90万人のフォロワーを擁するインフルエンサーである白鯛さん、最後の最後まで残って重い荷物を運んでくださった。ミッドタウンの地下2階まで荷物運びをしてくれた審査員は初めてである。
フォロワーが100万人いようとも、そうしたことを普通にできてしまうのが僕らが選んだ日本を代表する審査員の皆さんなのだ。
▼第一会場
多田幸雄さん、落合陽一さん、金井正明さん、武田雅子さん、国定勇人さん、志摩マキさん、藤本昌信さん、中条正義さん、高村圭一郎さん、東俊介さん、山川勝人のさん、小坂文乃さん、Brandon Charlesさん、小宮山利惠子さん、片桐輝明さん、濱松誠さん、鈴木美穂さん、チージーさん、坪井俊輔さん、川村泰正さん、阪上浩也さん、高野登さん
▼第二会場
高野登さん、谷井正樹さん、樋口敬洋さん、瀬戸川礼子さん、久保雅嗣さん、目黒克昭さん、小山佐知子さん、山下春俊輔さん、関沢賢治さん、高山みな子さん、渡邊華織さん、上田比呂志さん、サチン・チョードリーさん、畑田幸次郎さん、大塚悦時さん、前田まりこさん、丸山智義さん、小野なぎささん、梅崎健理さん、遠藤遊さん
▼第三会場
手嶋麻記子さん、白鯛憲司さん、浅井雄一さん、狩俣リノア様、竹沢徳剛さん
▼グランドグランプリ
高野真さん、國光宏尚さん、中島信也さん、秋山咲恵さん、安宅和人さん、林裕子さん、山田チカラさん、菊池昌枝さん、福武明さん、間光男さん、酒井啓公さん
▼ファシリテーター
合田知恵、伊勢香織、羽根拓也
皆さん、本当にありがとうございました。心から、感謝いたします。
▼ にっぽんの宝物 JAPANグランプリ2022-2023 グランドグランプリ 受賞結果
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