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【羽根コラム】新潟県上越市の可能性



新潟の上越市で、昨日は宝物キックオフセミナー、今日は、丸一日かけて事業者訪問を実施した。


歩いた距離は9キロ。今は足が痛い。


新潟というのは、南魚沼の時もそう思ったが、潜在的な原石力を、全国、Aランク、Bランク、Cランクと分けるとすると、上越市はSランク、つまり、全国的に見ても文字通り、トップレベルだと思った。 


日本最古の映画館とか、三百年続く和菓子屋とか、皇族も通った料亭とかがゴロゴロある。

全部歩いて行ける距離にあるのだ。


新潟は、数百年前に日本で最も人口が多い時期があったというのもうなづける。

全国から人を惹きつけるだけの文化がそこにあったのだ。


料理、祭り、衣装、習慣と、相当時間をかけて作られてきたものがまだここには残っている。


宝物プロデューサーとしては、ワクワクしかなかった。

宝の原石が埋まる鉱山を見つけたようなものだから。


しかし、町を歩いてみて、昼も夜も元気がなかった。

シャッターを閉めた店が多く、人の気配がしないのだ。


「あ、またこの店も潰れたみたいだね」

一緒に歩いた地元の人たちが悲しそうに言っていた。何度も・・・。


この街に、かつて多くの人が集まり、多くの文化が生まれた。今は、仕事がないと多くの若者が離れていくという。


本気で上越市をプロデュースしたら、すぐにヒット商品が作れる気がする。


上越市は、2024年度に宝物実施に向けて、予算確保に動き出してくれるそうだ。

大変嬉しい。南魚沼と上越市のコラボも大いに期待できる。


しかし、残念ながら開催まで時間がかかる。

日本の地方から人が減り、町が消えていくスピードは早い。もっと早い。


僕の力だけではどうしようもない。

みんなの力を合わせる必要がある。




▼ にっぽんの宝物 セミナー&グランプリ 2023-2024


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