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【羽根コラム】青森で事業者訪問!

更新日:2月13日



青森県、八甲田山の麓で「事業者訪問」。事業者訪問は、宝物にとってとても重要な時間で、直接事業者の職場に行って、現場を見せてもらうことになっている。


現場は素材の宝庫だ。ここに行かなければ、事業者の本当の強さも弱さもわからない。ここに来れば見えなかったものが見えてくる。


1日3〜5事業者、年間で百以上の現場を回らせて頂いている。年間百以上の現場を回れるってバイヤーさんとかでもなかなかないと思う。


そんな僕だからこそ見える「鍵」がある。その鍵を使って、事業者さんの未来の扉を開けるのが僕の仕事。


わずか30分で、これをやり遂げるのはなかなか簡単ではない。でもそれをやらなければ事業者さんを宝物面白いなって思ってもらえことはできない。つまりは、宝物ワールドに導くとはできない。


今回は、古くなった着物を再活用する「裂き折(さきおり)」という伝統を守る老夫婦を訪問。


なかなか味わい深かったのだが、手間暇がかかる割にはその魅力は伝わりきっていないだろうなということがすぐにうかがえた。


そこで、新しいコンセプトとして売る方法をご提案した。

結構、革新的な良いアイデアが浮かんだ。耳が悪いという、老夫婦にもわかりやすいようにゆっくり丁寧に説明させて頂いた。


しかし、お父さんはニコリともしないし、お母さんも少し不安げな顔をしていた。

あれ?わからなかったかなあ、と思って、今一度、

「いかがですか?わかりました?ピンときませんでした?」

と聞いた。


するのお父さんは、お母さんに向かって、

「◯♯〜:・〉∈⊿※∞」


と大きな声で言った。なんと言ったのか聞き取れなかった。


すかさず、商工会の人が、

「『とてもわかりやすかった』と言ってます。」


と通訳してくれた。

早速、津軽弁の洗礼を受けた。


寡黙なお父さんのお言葉が「とてもわかりやすかった」というのは嬉しい限りだ。


このコンセプトがうまく昇華していけば、青森の全く新しいブランドが出来る可能性がある。

今年は、青森から一つでも、全国大会のグランプリを持ち帰って帰ってほしい。


明日は第一回セミナー。

申し込みはこちらから、まだ間に合います。2回目からでも参加可!


▼ 青森の宝物2023-2024 セミナー&グランプリについて


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