【羽根コラム】2年目の波、コミュニティが音を立てて動き出す時
- activelearninginte
- 2023年8月9日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年2月13日

「世界大会出場」を祝う垂れ幕が高々と掲げられている。群馬県川場村の役場だ。素晴らしいなと思っていたら、役場の中から、その垂れ幕に名前を書かれた本人が現れた。偶然だった。3週間を切った世界大会を前に、出場事業者、星野さんの目もキラキラと輝いていた。
この商品、昭和村の事業者と川場村の事業者のコラボ作品なので、それぞれの役場にこれが掲げられている。
役場に足を運ぶ全ての人がこれを目にする。日が近づくにつれ、みんなが「頑張ってきてね」と声をかけてくれるようになってくるという。
村をあげての応援が始まる。
村をあげて、その時を楽しみに待つようになる。
地域大会→全国大会→世界大会の3つの階段を作ったのはこうした効果を期待してであった。
全国大会と世界大会では、盛り上がり方が違う。
日本は島国だ。海を渡り、海外に挑戦するということに、得難いロマンがあるのだ。
群馬、利根沼田での宝物。今年で2年目だが、明らかに昨年と盛り上がり方が違う。
昨年は、好奇心の強い事業者と荒削りの事業者が集まっていた。今年は、噂を聞いて、地元のエース級が次々と参加してきているという。
実際、事業者訪問をすると、これはすごいという事業者ばかりだった。
200年近く続く旅館、パリまで出展しているさしもの師、年間20万人を集める寺、そして、遂に地元のJリーグ、ザスパクサツ群馬まで参加してくださった。
セミナーでは、これらの事業者がそれぞれの強みを披露してさらに良くなる方法をみんなで考える。
うまくいっているようでも課題はある。それぞれの課題もみんなにシェアして、どうすれば解決できるかを考える。
そして、この中から、誰も知らなかった金脈を見つける事業者が出てくる。
偶然のように見えるが、これは明らかに事業者の能動性が喚起したことと、コミュニティに熱量が生まれたことによるセレンディピティだ。
みんなが世界を目指し始める。
多くのアクティブラーナーが集まってきた時、地方は大きな力を持ち始める。
これを支える裏方もとても重要だ。利根沼田では強力な裏方がこのプロジェクトを支えている。
これは次回、是非、深掘りしてみよう。
▼群馬利根沼田の宝物 2023-2024 セミナー&グランプリについて
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