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新潟県南魚沼で市長表敬訪問と羽根五十七



南魚沼で、世界大会で、見事、南魚沼の事業者が、グランプリ、準グランプリを獲得したので、その結果報告をするために、市長表敬訪問を行った。メディアも3社来ていた。

市長は部屋に入ってくるなり、僕のそばに寄ってきて、「おめでとうございます」と耳元で囁いた。

え?こっちがおめでとうっていいにきたのになんで?と思ったら、

「いろいろおめでとうですよ」   

あー、そっちね。ありがとうございます。

「羽根さん、今、56なんですよね?五十六(いそろく)って名前ありますよね、山本五十六。あの名前は五十六の父が56歳の時の子供だからなんですよ。」

えー、そうなんですか?

「でも羽根さん、12月に57になるから、もし57になって生まれたら『いそしち』とか・・・」

いそしち!!

はねいそしち!

なんか、あえての令和にかっこいいかも!

見事、グランプリ、準グランプリをとったことをご報告しようと思ったのに、市長には、子供の名前のアドバイスを頂いた。

山本五十六について調べてみた。名前は知ってるがよく知らなかった。新潟出身の五十六は大変優秀で、ハーバード大学に留学していたという。

なんと!

アメリカでの滞在体験から、当初は開戦に反対していたという。勝てるはずがないと。

しかし、いざ、開戦せざるを得なくなったので、あえての奇襲作戦を提言し、それがパールハーバー攻撃に繋がったという。

五十六は教育でも有名だ。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」

まさにアクティブラーニング。

そんなことまでわかっていた五十六がなぜ開戦へと踏み切ったのか?

僕は戦争は絶対にすべきではないと思っている。戦争が日常であった時代には、生き残るための戦争もあったと思われる。

しかし今は、略奪が基本の時代ではない。戦争は防げると思っているし、防ぐための行動を取らなけらばならないと思っている。

アメリカで学んだ五十六も戦うべきではないと思っていた。それでも最後は自ら勝てないと思っている相手に戦いを挑み、戦死していった。

いろいろ考えさせられてしまった。

うちの「いそしち」が、将来、戦争に巻き込まれるのはまっぴらごめんだ。

しかし、ウクライナのように傍若無人なら隣国に攻め込まれれば戦わざるを得ない時もあるだろう。

戦争のために知恵を絞るのではなく、世界平和のため、人類発展のために知恵を絞る。そんな時代に我々の子供たちが生きていけるのかは、我々にかかっている。

市長のおかげで、いろいろ考えさせられた。

そんな市長と、来年以降の可能性についてもお話しした。めちゃくちゃいい話が出来た。

これはお目白いことになりそうだ。

是非、全国の首長にも参画頂きたい。きっと室戸あたりの、植田 壮一郎市長や、群馬、沼田の星野市長あたりなら・・。

林市長、ありがとうございました。

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