2023年10月5日(木)、「青森の宝物」第3回セミナーを実施しました。
冒頭には「東京豊島区のおはぎ屋さんで看板メニューになった、○○おはぎとは?」というワークがありました。答えは「こぼれるおはぎ」。「こぼれる」という普段のおはぎには使わなそうな動詞で伝えることでライブ感と他の商品との差別化を感じます。この考え方を活かして、会場にいらっしゃる事業者さんの商品「帆立のからあげ」で考えてみました。こちらに動詞をつけて「泳ぐ」「転がる」「積む」「暴れる」など、新しく、意外な表現が出てきました。この考え方をすると、アイデアが飛躍し、新しい「売り方」や「商品」につながります。
また、グランプリのエントリーに関しても説明があり、近づくグランプリに向けて士気を高める会となりました。
全体発表の時間では、4社から発表がありました。
最初に「炭火焼やまぜん」を運営する(有)ヤカタイーティングの舘山さんが「つがる豚のスペアリブ」をご紹介くださいました。講師の羽根は、宅配便で届いたスペアリブをいただきましたが、手軽さと美味しさを両方感じる商品だったそうです。会場の皆さんからも好評で「お肉が柔らかくて美味しかった!」との声がある一方で、「もう少しパンチがあっても良いかも?」といった感想も商品のブラッシュアップの参考になります。ソースをかけると味にパンチが出てくるので、コラボの案も検討しました。
続いて、津軽裂織をつくられている「テキスタイルスタジオ村上」の村上さんがトマトをつかった染色をご紹介してくださいました。トマトといえば、赤!と思いがちですが、トマトで美しい淡い緑に染色されたそうで、村上さんも驚いたそうです。この色合いが入った布で何かできないか?を皆さん、考えました。「地元のJリーグのユニフォーム」「名刺」「暖簾」などの新しいアイデアが出ました。
全体発表の3社目として、「株式会社プランツプラネット」の境さんがお取り組みを紹介いただきました。ジャパニーズローズ・ハマナスを活用した商品開発(コーディアルシロップ等)と今年で8年目の「ハマナス花摘み体験会」をご紹介されました。「目指すはハマナス前線!」「クセになる」美味しいものを生み出したい!と意気込みを語ってくださいました。また、会場ではハマナスをつかった「コト」のアイデアも考えました。ハマナスらしさを活かして、カップルに展開しよう!などのアイデアが出て、どれも面白く、新しい展開が楽しみです。
4社目は、「㈱ヤマイいと福」の佐藤さんのプレゼンです。いと福さんは、青森県の昔ながらの味をコンセプトに、長く愛されるようなお菓子を製造しています。特に人気TV番組で紹介された「バナナ最中」も有名ですが、今回は新しく子くま塩バター最中をご紹介してくださいました。可愛らしい熊の形をした最中をどのように伝えていこうか?の知恵を出し合っているところとのこと。講師の羽根からは、生成AI「ChatGPT」などのツールの紹介もありましたが、素敵な商品をさらに魅力的に伝えるために、いろいろな手法を試していただきたいです。
青森のセミナーでは、回を重ねるごとに面白いアイデアがどんどん生まれています!魅力的な商品がまた誕生しそうな期待が高まり、これからが楽しみです。
▼「青森の宝物」セミナー詳細
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