2023年10月26日(木)、「奈良県の宝物」第3回セミナーを開催しました。
まずは、頭の体操からスタートしました。高齢者の方の人気スポットと言われる「巣鴨」の靴屋さんで、「若いお客さんを増やす工夫は?」という問いに対して、「オーダーメイド靴」「お孫さん向けの赤ちゃん用の靴」「美容を意識した靴」などなど、多様なアイデアがたくさん出ました。
またご自身の商品・サービスを「動詞」を使いながら表現してみるトレーニングをしました。生成AI「ChatGPT」を活用してブラッシュアップする方法もご紹介すると、複数の事業者さんが使いこなされ、面白いアイデアが続々と出ました。
「工夫をした点」や「開発物語」が、ものが溢れる時代には消費者の心を惹きつけます。
奈良の会場では、他県の宝物セミナーにも参加してくださっている「結月」の竹内さんがいらっしゃいました。全国行脚をされる中で、多くの事業者の方の「物語」が心に染みるそうです。 また、「株式会社井上天極堂」の藤野さんがお話をしてくださいました。
1870年の創業以来作り続けている『吉野本葛』を始め、柿・笹・柏等各種加工葉、つくね芋、冷凍とろろ、各種野菜ペーストなど製菓食品材料の製造・販売をしている天極堂で商品開発を10年以上されている藤野さんは、店舗の商品に対してレビューシートをお客様からいただくそうです。
率直なお声は非常にありがたく、その声に精一杯応えようと努めておられるそうです。
あらためて「天極堂らしさ」を考えるきっかけにもなるエピソードでした。
また、癌サバイバーでもある山口さんは、ご自身の身体と向き合う機会をきっかけに、モチモチの玄米ご飯を中心にしたココロと身体が喜ぶ、玄米菜食のお店「農縁cafeピア」をオープンされました。
命の大切さを感じ、改めて生きる意味を再考できた山口さんだからこそ、できることがたくさんあります。その場でお茶やお食事を飲む楽しさや味わいはもちろんのこと、山口さんご本人の体験をもとにした伝え方を考えていただくよう、フィードバックがありました。
ランチに提供されるお茶にもこだわりがあるそうで、「大和あゆみ農園」の北谷さんのレモングラスのハーブティーとのコラボのお話も提案されました。
ChatGPTを活用する方も多く、最新の技術もうまく活用されながらも、和やかな空気の中で参加事業者さん同士の対話から新しいアイデアも生まれてくる1日でした。
新しい考え方情報や刺激を得た事業社さんによるコラボが益々活発化することが期待されます。
▼「奈良の宝物」セミナー詳細
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