2023年10月31日(火)、「佐賀の宝物」第2回セミナーを実施しました。
冒頭には、東京のデパートで発見した高級なお弁当の事例を羽根が紹介しました。実はデパ地下に行くと、インバウンドを始めとした時代の変化を感じます。そういった時代の変化を感じつつ、買ってくれる方に正しく「価値」を「理解」していただくことが重要です。
また、集合知やコラボを積極的にしていくことも重要になっています。例えば、材料を変えることでも新しいコラボになります。また、素材業者の方は、加工業の方とコラボすることによって、新しい宝物の可能性が広がります。そして、コラボの際は、自分の売りを明確にして、相手に貢献できる関係になることを目指していくと、より良いコラボになっていきます。
今回のセミナーでは、ご登壇された方がたくさんいらっしゃいました!
まず、佐賀県グランプリ2020-2021にて、加工部門グランプリに選ばれた、農業生産法人 株式会社Agrishの吉田さんの「太陽のたまもの PREMIUM JUICE」を試飲するところからスタートしました。
絶品のトマトジュースは、トマトジュースが苦手な人も「これならおいしく飲める!」と会場でも感動の声がありました。加工方法を変えたことが大きなポイントだったそうです。全国大会の厳しさを知る吉田さんからは「勝ち上がるためには、大切にしている価値観の伝え方を磨き上げることも大事!」とメッセージがありました。
続いて、恵味香 megumikaの万里川さんからは、みかんジュースのご紹介がありました。ご紹介されたみかんは、“味香みかん”と言われ、味と香りに優れ、その余韻は長く残ります。なんと、果皮も食する事ができるそうです。そこで、皮付きのジュースのご紹介もありました。
「皮があるからこそ、深みがある味!」「桁が違うくらい、いろんな味わいを感じる!」と絶賛の声が聞かれました。 また、初めてトマトジュース×みかんジュースの新しいコラボも試行されました。
どちらも美味しいからこそ、新しい味わいとなりました。また、マーマレードやドライフルーツなどのご紹介もしてくださいました。
減農薬栽培を学び、鮮度よく美味しい野菜を育ててらっしゃる、かんたく農園の山田さんも登壇いただきました。同じグループの方が持っていらっしゃる力や素材を生かして、餃子をつくりたい!など、すでに新しいコラボを考えてらっしゃいました。
ISSA株式会社の浦さんは、長期保存ができる「特殊冷凍機加工」「プロトン凍結加工」をご紹介してくださいました。佐賀の果物など、加工によって新しい食べ方に出会える可能性を感じました。
続いて、唐津くん煙工房から、山下さんがお越しくださいました。日本で唯一トンネルで熟成した、こだわりのハム・ソーセージ(九州大学と共同研究)をご紹介してくださいました。ピザもつくっていらっしゃるそうで、コラボして新しいピザを開発するなどの新しい展開が期待されます。
Syu Styleの加藤さんは 佐賀市内で「ぎょうざ屋」や 「餃子研究所」などをされています。大人気店のぎょうざ屋さんをされながら、改めて、食は、体にも心にも優しいことも重要と感じられ、その熱い思いを伝えてくださいました。
せふりん農園の山本さんは、原木椎茸や原木舞茸を育ててらっしゃいます。にっぽんの宝物に過去にも出場していただいたからこそ、「きのこ関係と一緒にコラボしたい方はぜひ!」と積極的にお声がけくださいました。
さらに、佐賀県の魅力や美味しいグルメを動画にして、TikTokを中心に各SNSにて投稿している「佐賀バズらせ隊」からもご紹介がありました。佐賀県の魅力発信を目的とした動画は大人気です。広報の力も大いに期待したいですね!
株式会社オフィス・タカハシの高橋さんは、佐賀海苔を使用した海苔の香りを感じるスープをコラボ商品として開発されています。さっそく、漁師さんの現場に味をヒアリングしたところ、「昔から飲んでいる!」と馴染みの味だそうです。漁師さんに聞いたからこその説得力も増しました。さらに「誰が食べるのか?」のターゲットを考えることで、伝え方も変わってきます。次回以降は、伝え方も考えていくこととなりました。
今回は、商品紹介をしてくださる事業者さんが非常に多く、また、積極的にコラボを呼びかける声も印象的な、活発な会でした。
本セミナーを通じて、新たなコラボの誕生が大いに期待できる佐賀会場でした!
▼「佐賀の宝物」セミナー詳細
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