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⭐️年間5億円売るお土産を作り、10億の新工場を建て、そして来週日本テレビで取り上げられる事業者のビジネスのコツ

更新日:2月13日



にっぼんの宝物プロジェクトには、様々なユニークかつ優秀な事業者さんが集まっているが、その中でもエースというに相応しい活躍をしている人がいる。

高知県の株式会社スウィーツの春田さんだ。この度、10億円の新工場を高知県に建てた。高知県県内のテレビ番組では、10月中、このニュースで持ちきりだった。

▼株式会社スウィーツ新工場

春田さんは、伝説の塩職人、塩二郎さんと出会い、シューラスクという商品を作った。その商品が、2016年に開催されたにっぼんの宝物、初の全国大会でグランプリを獲得、文字通り、日本一となった。

グランプリ効果もあり、その後、商品の着目度は上がり、どんどん売り上げが向上した。

今年、ついにその年間売り上げが5億円を突破したという。

地方のお土産物で年間5億円を超える売り上げにまで至るものはそうそうない。

昭和から続く老舗、などではなく、この7、8年でそこまできたのはすごいと思う。

春田さんのすごいところは、一発屋ではないこと。その後、開発したポテトロールで再び、全国大会スイーツ部門グランプリを獲得している。

この8月開催された破壊大会でもシンガポールの審査員に絶賛され、見事、部門グランブリを獲得した。

結果、遂に、先月より、シンガポールで、春田さんの商品のテスト販売が始まったのだ。

春田さんの商品開発力、さらにはビジネスのやり方は、多くの事業者が参考にすべきだと思う。

春田さんのビジネスを見ていると、二つの鍵があるように思われる。

以前も春田さんのことをお伝えしたのだが、今日は二つ目の鍵についても話してみたい。


1.「相手」をたてる

2.「必要」行動

の二つだ。


一つ目の「『相手』をたてる」とは、春田さんは加工業者なので、材料を加工して商品にする。その材料を作っている人を思いっきりたてるのだ。

多くの加工業者は、「俺が俺が」と自らの加工技術がすごいというところを前に出し、生産者の名前さえ出さないところがある。

小売店も同じだ。いけてる小売店は、自分たちのセレクトがすごいのだと、自分たちが見つけてきたということを前に出し、生産者や僕ら並走して商品開発をした宝物プロジェクトの名前を出したがらないところがある。

春田さんは真逆だ。徹底的に、その特別な素材を作っている人を前に出す。商品名ですら「田野屋塩二郎のシューラスク」とパートナーを前に出した名前にしている。

この塩が桁違いに上手いので、それをシューラスクに閉じ込めたのだと。

二つ目のヒット作、ポテトロールも同様だ。

室戸の芋の美味しさによって生まれた商品なので「西山金時ポテトロール」と地域の芋の名前を前に出した。

春田さんは僕ら宝物も立てまくってくれる。宝物で生まれた商品だからと僕らに優先販売権を与えてくれている。


そんな春田さんが、ヒット商品を出し続けられるもう一つの重要な理由がある。

「『必要』行動」が二つ目の鍵だ。

良い商品ができても売るための努力が必要だ。丁寧に丁寧に売れる場所に売り込みをかけ、確実にそこに売ってもらうように行動をしなければならない。

春田さんの商品が、来週の日曜(12日)、日本テレビの「ニノさん」に取り上げられる。

全国放送で注文が入ると、何百、何千という商品が動き出す。

その時、それに合わせて、生産計画、販売計画を立てなければならない。

これがいい加減だと、注文が殺到し、捌ききれずに大混乱となることがある。クレームになってしまえばファンを失うことにもなる。

春田さんはテレビ放映が決まると必ず事前に連絡してくれる。そして一緒に戦略を立てる。

どのくらいの数を作り、どのくらいの数を販売していくのか?

長くやっているとそうした知見も相互で溜まってくる。

1社で考えるより、みんなの知見を共有した方がいい。

考えれば当たり前のことなのだが、意外に多くの人 事業者さんがこうしたことができていない。

クラウドファンディングをやるのでシェアして欲しいというメッセージを毎月のように頂く。それまで何にも連絡もよこしてこなかった人からそんな依頼が来てもまずお応えしない。いや、できない。

動きを理解していない人の情報をシェアしても、シェア効果を期待できないからだ。

僕の言葉は、僕の体験から出てくるものだ。最近全然交流がない人からそんなことを頼まれても何も書くことはできない。

春田さんのことはシェアできる。毎月のように交流している事業者さんだからだ。

春田さんは、こうした「必要」な行動を着実に取り続けている。それが、5年たち、10年たてば10億の工場につながり、その工場からまた20億、30億の売り上げがあがっていくに違いない。

日々、「必要な行動」を取り続ける人と取り続けられない人では、数年で大きな違いになる。

我々が春田さんから、学べることは大きい。

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というわけで、ここまで読んでくださった皆さんにも、是非一度、春田さんの商品を召し上がって頂きたい。


▼田野屋塩二郎のシューラスク

年間5億円売り上げている高知のトップお土産

▼西山金時のポテトロール



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