2023年11月27日は、東京としまとして今年度最終回のセミナーが開かれました。
セミナーの内容はグランプリを意識して、商品の「作り方」から「売り方」へと焦点を合わせたものとなりました。
過去グランプリ出場者のプレゼン動画を教材に、魅力的なPR動画の作り方・プレゼン資料の作り方・試食の提供の仕方・発表時の服装について、その商品の特長・強み・差異の観点から導き出しました。
グループワークでは、各自の商品の「売り」を3つまで絞り、他の参加者がその商品の最も推すべき「売り」を客観的に評価しました。また、その「売り」が社会にとってどのような意義があるのかについても話し合いました。
全体シェアには東京都浴場組合の柳澤さんが登壇しました。柳澤さんは前回の東京としま&東京八丈島との合同セミナー時に、実際に八丈島に足を運ばれ、そこで見つけたコラボの予感がする八丈島らしい素材とコラボの今後の展望についてお話くださいました。
コラボできそうな素材の1つ目は八丈島産「あしたば」です。「あしたば」という植物は、血流やむくみ改善、血栓予防などに効果がある「カルコン」と「クマリン」という特有の成分を多く含みます。
葉とは違い、使用されず処分されやすい根を使って、健康が見込める入浴剤や自身の銭湯でも取り扱うさまざまな漢方が調合された東京発のクラフトコーラ「伊良コーラ」に活用できないかと話しました。
2つ目の素材は八丈島ジャージー牛の「ホエー」です。「ホエー」とは、牛乳から乳製品を作る際に出る液体のことで、それを活用して銭湯に「牛乳風呂」ならぬ「ホエー風呂」を作る構想を披露しました。
次に、3つ目の素材として登場したのは「八丈フルーツレモン」です。レモンに大きさを出すために間引かれる大量のレモンを銭湯でレモン湯として活用できないかということでした。
これらの話を聞いた講師からは、八丈島の素材とコラボする銭湯では、八丈島で人気の飲み物やお土産も一緒に売り出し、銭湯の利用者さんの「八丈島に行きたい」という観光需要に繋がれば、八丈島とWIN-WINな関係を築けて良いのではないかとフィードバックがありました。
セミナーは、全体を通して非常に和やかな雰囲気でした!
全体発表する事業者さんに大きな声援をお互いに送り合うなど、積極的にみなさんで良い場をつくられており、多くのアイデアが生まれています。
八丈島らしい、地球の息吹を感じる商品が新たに生まれそうです。これからの展開が楽しみです!
▼「東京としまの宝物」セミナー&グランプリ2023-2024 詳細
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