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【羽根コラム】新潟の宝物を全国、世界の宝物にするために



海老根 智仁さんと新潟は南魚沼に向かった(6月3日)。新潟の宝物事業者を次のステップに進む支援体制を作るためだ。

海老根さんと知り合ったのは、デジタルハリウッド大学院だった。僕がChief Learning Officer(教育手法最高責任者)という肩書きを頂き、教員向けの研修を行なっていた。デジハリは実務科の先生を教員にするということを旗印に設立した大学で、ITやWEB、エンタメ界隈で相当の実績を残した方々が教員になっていた。

教員研修の中でも、目がギラギラしており、よく記憶に残っていたのが海老根さんだった。

ただ嫌なギラツキではなかった。好奇心の塊という感じで、教えるということにも強い関心をお持ちのようであった。

僕は「教え方を教える」ということで、日本的な講義スタイルではなく、欧米式のアクティブラーニングスタイルの教え方を提唱していた。

海老根さんはすぐにその意図を理解したようであった。

この大学では、米大学ばりに学生による教員評価「=エバリュエーション)」を行い、それを公表すべきだという僕の提案を取り入れていた。

海老根さんはあっという間に、大学院一のエバリュエーションを獲得した。

実務家、海老根さんは、新しい分野のことでも、着実に結果をとりに行くことができる。昨日、投稿した鎌倉に作ったホテル「古今」が、高い評価を受けているのもうなづける。

そんな海老根さんが、宝物の事業者さんを支援しているという話を聞いた。僕らが出会う前から支援しているということで、何をやってらっしゃるのか聞いてみたいと思っていた。そこで連絡を取り合い、互いのの近況を語り合った。

海老根さんは、IT業界で成功し、その後、ファンドを立ち上げ、さまざまなビジネスに成功していた。今では、地方の事業者を支援し、全国ランク、世界ランクにするため、私塾のようなものを作っていた。

方法は違えど、日本の地方の事業者さんのために動いているというのは同じであった。

それならできることを一緒にやれるのでは?と考え、新しい事業者支援の仕組みを作ろうということになったのだ。

まさにとんとん拍子である。さすが経営者は意思決定が早い。

実はこうした話を複数の投資家、事業家と話をしている。

多くの事業者は、宝物でグランプリを取ることで一気に全国からの注目を集める。しかし、次のステージに上がるためにはそれなりにコストがかかる。

数千万から数億円のお金を稼いでから攻めるのでは、さらに5〜10年の年月がかかってしまう。

今の時代、10年経てば大きくマーケットは変わってしまう。そのスピード感では、時代にあったサービスを作っていくことは難しい。

そこで宝物事業者が海老根さんのような投資家と組んで、宝物ファンドを作るかことができれば、これまでにない支援ができるのでは?と考えたのだ。

事業に成功した多くの方々が、世の中のためになることをしたいと考えている。

そうした資金を活用させて頂き、これまでにない地方の事業者支援ができれば、短期間で世界ランクの商品開発、事業者育成ができるはずと考えたのだ。

南魚沼の市長を表敬訪問し、そんな話をさせて頂いた。万博の話までいろんな話に及んだが、林市長もまた、海老根さんのようにいろんなことを次々に発想し、アイデアを出してくださった。

さすが、こういう市長がいる地域が、新しい町づくりを実施できるんだようと思った。

海老根さんには、南魚沼のエース事業者にお会い頂き、その実力と可能性を探って頂いた。

昨日の鎌倉、今日の南魚沼とほんとに楽しませて頂いた。

行き帰りの新幹線でも、海老根さんとたくさんの可能性のお話をさせて頂いた。

宝物に新しい波が始まる予感がする。

宝物が本当に「にっぽんの宝物」となるためには、多くの方々のお知恵や経験をお借りし、異次元のアプローチで世界ランクの商品を育てていかなければならない。

頑張ろうと思った。

海老根さん、林市長、市役所の皆さん、事業者の皆さん、ありがとうございました。


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